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こんにちは、メッドスターです。あなたは、健康経営の『土台』となるものをご存知ですか?今回お伝えするお話をご理解いただけていれば、現場が疲弊するだけの健康経営ではなく、本当の意味で社員皆様の為になる健康経営の施策を打てる様になります。
健康経営でよくありがちな間違いの一つに、『ただ施策を打てばいい』と勘違いして、No残業デーやフレックス制の導入などがあります。これら施策自体が間違っている、ということではありません。上手く導入すれば、効果的に働く施策です。
しかし、今から私がお伝えする、健康経営の要となる土台を踏まえていないと、ただ現場が混乱するだけで効果の上がらない施策となってしまいます。その、健康経営の要となる土台とは、『自然なコミュニケーションが起こる職場環境』です。
ここであなたにも少し考えて頂きたいのですが、心の不調、身体の不調問わず、従業員の『不調』はどの様な時に起こるのでしょうか?さらに深く言えば、『プレゼンティーズム』はどの様な時に起こるでしょうか?
実は、職場内でのコミュニケーションの不足で心の不調が起こり易いのはもちろん、身体の不調も、職場内でのコミュニケーションの不足によって悪化します。軽度のうつ等、プレゼンティーズムの範疇の心の不調が、
社内のコミュニケーション不足によって引き起こされるのはご想像いただければわかり易いと思います。
では身体の不調はどうでしょうか?例えば、軽度の風邪を引いている社員を想像してください。熱も37.4℃で、まだ『微熱』の範疇。普段よりも熱でぼーっとする感じがありながらも、日常の業務を行うには支障が無い状態。
コミュニケーション不足の職場であれば、身体の不調を伝えることに心理的ハードルを感じてしまい、そのまま頑張ってしまうはずです。周囲も、普段通りの量の仕事を振ることでしょう。その結果、風邪が悪化してプロジェクトの進行に支障を出してしまったり、周りの社員に風邪を移してしまうこともあります。
逆に、コミュニケーションが十分に取れている職場であれば、上司や同僚に身体の不調を伝えることが出来、直ぐに休みはしなくても、無理のない範囲で業務をこなし、無理な量の仕事を任せられることなく、休めるタイミングになったら直ぐに休むことも出来ます。
こう言ったことから、健康経営を実施する上で土台となるのが、『自然なコミュニケーションが起こる職場環境』であるということです。次回は、その『自然なコミュニケーションが起こる職場環境』を作る方法を具体的にお伝えします。